nakamurk’s diary

日々思うことは残していきます。しっかり生きます。

【書評】Javaを作った人々(20190208読了)

回あh津チームで私以外の人たちがJavaを使っているので、なんとなく気にはなっている言語「Java」。昔からあるイメージだし、特定の言語をマスターしてもいないと思うので、仕事で言語を扱えるのは羨ましく思います。そんなわけで、言語を作った人に対するインタビューの本をとりあえず読んでみました。

全体的に

1996年に初版が出版されたこちらの本、わたくしまだ未就学児童でございます(笑)。PCというものが世の中的に普及し始めたころの話でしょうか。漠然とではありますが、希望に満ちているというか、ここに金山があるぞ的な、どことなくエネルギッシュな印象を受けました。この世代の羨ましいところです。はい。

P.62のあたり

これからの社会ではデータをどこに持つか、どのようにPCを利用していくのかという話をしています。

  • ネットワークはお金を払ってでも誰かにマネージングしてもらう:〇
  • データはキープ(ギガバイトのデータは持たなくてよい)するよりもアクセス:△
  • リモートのデータにはプライバシーが必要:◎

概ね現実になっていますが、データについては自分の手元でもTB級の保存領域を持っていますね。いろいろな情報がネットワーク上にあふれるという世界自体はイメージできていなかったのではないでしょうか。自分が想像している世界は氷山の一角であると考えた方が良いのでしょうか。

P.73のあたり(TODO)

97年に北海道で起きたバス事故?

P.79のあたり(TODO)

執筆当時でCが作られて25年ということらしい。Cの中では解決が難しいことがあるから、次の言語が生まれたということなのです。そもそもCの理解がないので、スッと入ってこない。SmallTalkC++FORTRANの長所を組み合わせたのがJavaらしいのだけれども。。。5つの言語を勉強するのはつらいけれども、CやC++あるいはJavaはまだまだ求人があるし(SmallTalkについては私が知らないだけかな?)。FORTRANだって科学技術計算、というか大学院の研究室では使ってたしなと。まずはCから勉強しましょう。

P.107のあたり

表現について気になったところ。紀元前はBC(Before Christ)、紀元後はAD(Anno Domini)ということ、知らんかった(笑)。そして当たり前のようにネットワーク時代の前後で、BW(Before the Web)とAW(After the Web)という言葉があったらしい。廃れましたね。でもよく見てみると、BWとAWはWebというものが生まれた時点、時代で歴史を分割していますが、BCとADは、、、キリストが生まれたかどうかですか、結局は同じだった(笑)。

P.112のあたり

インターネットの普及についての言及があり、世界水準の環境を希望してるように書いてありました。そして低価格にそのインフラが提供されてほしいと。おそらくは、2019年現在の日本はとても発展していると思います。当然のようにネットワークだって整備されています。しかしながら考えたいのは、低価格でよいのかということです。手が出せないほど高いものは安くなってほしいと思いますが、その先のたたき売りというのは、エンジニアとしてムッとします。同じサービスを提供しているにもかかわらず、安定して供給しているにもかかわらず、易くすべき理由とは何なのか、今の私にはわかりません。もちろん、越の何かに取って代わられそうになれば安くせざるを得ないと思いますが、それがないうちから安くしなければならないというのは間違った世界であるように思います。